当院では、前立腺肥大症に対して下記の低侵襲手術が日帰り治療(基本)としてできるようになりました。
①経尿道的水蒸気治療(WAVE:Rezum)
②経尿道的前立腺吊り上げ術(PUL:ウロリフト)
入院が必要な場合は後方支援病院にご入院いただきます。
麻酔法に関しては、局所麻酔、仙骨硬膜外麻酔、必要に応じて静脈内鎮静法を併用することもあり、個々の状態で決定します。
ただし、これらの治療法は現在下記の如く、適正使用指針があります。
本治療は手術療法が適応される患者のうち、以下の症状や状態を伴う患者に適用されます。
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- 前立腺肥大症に伴う下部尿路症状を訴える患者
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- 本邦ガイドラインに記載のある手術療法が適用される患者のうち、全身状態や手術侵襲を考慮して、従来の手術療法(TURP、HoLEP、PVP等)が以下のように困難な症例:
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- 全身状態不良のため合併症リスクが高い症例
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- 高齢もしくは認知機能障害の為、術後せん妄、身体機能低下のリスクが高い症例
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- 抗血栓薬の内服または血液凝固異常症により術中出血のリスクが高い症例
上記を満たさない場合、自費診療となります。(保険が適用できません。)